マヌカハニー(manuka honey)とは

殺菌効果が高く、健康にもよいことから流行しているマヌカハニー。
マヌカハニーとは、ニュージーランドに自生するマヌカ ( 学名leptospermum scoparium フトモモ科のギョリュウバイ)の花から採れる蜂蜜のことです。

マヌカの木

  • 学名       Leptospermum scoparium (レプトスペルマム)
  • 科・属名     フトモモ科・レプトスペルマム属
  • 形態       常緑低木
  • 原産地      ニュージーランド,オーストラリア南東部
  • 英名       Manuka Tree , New Zealand Tea tree,Broom Tea Tree
  • 日本名     マヌカ,ギョリュウバイ(魚柳梅)
  • 花の色     白
  • 開花時期    12月あたりの4週間

マオリ族が薬として利用してきたマヌカの木

マヌカの木(学名: Leptospermum scoparium ギョリュウバイ)は、古くから薬用としていろいろな部位が利用されてきました。
古くから 先住民族のマオリ族は 、マヌカの木の樹液は外用薬に、マヌカの葉は薬用の茶葉として使っていたと言われています。このお茶はニュージーランドの地図を作成したキャプテン・クックが航海時の壊血病予防のために飲んでいたという記録もあります。
現在では、マヌカの木の幹はスモークチップとして、葉から抽出されるエッセンシャルオイルはアロマテラピーにも使われています。

マヌカハニーを採取できる期間はとても短い

マヌカハニーは、南半球の夏にあたる12月頃に10㎜程度の白い花を咲かせます。
花が咲いている期間はおよそ4週間で、マヌカハニーを採取できるのは1年でたった4週間(1か月)だけになります。採取できる期間が短いこともあり、とても貴重なハチミツとされています。

マヌカハニーの特徴 1:強い抗菌・殺菌力

マヌカハニーの最大の特徴は、高い抗菌力・殺菌力と抗炎症作用です。
1980年代後半に、ニュージーランド国立ワイカト大学ピーター・モラン博士の研究チームにより、マヌカハニーには他のはちみつにはない高い抗菌・殺菌作用があることが実証され、2008年にはその作用は「メチルグリオキサール」という成分によることが解明されました。
はちみつ全般の特徴としても強い抗菌・殺菌力が挙げられますが、マヌカハニーははちみつの中でも抗菌・殺菌力は群を抜いています。

マヌカハニーは「メディカル(医療用)ハニー」とも呼ばれ、病気の予防や様々な健康効果が期待されています。

マヌカハニーの特徴 2:「免疫力」を高める

はちみつも持っている抗酸化作用ですが、マヌカハニーの抗酸化作用ははちみつ以上です。
はちみつが持っている抗酸化作用に加え、マヌカハニーだけが持つ高い抗菌・殺菌作用で、免疫力を高める効果が期待できます。

マヌカハニーの特徴 3:「コクのある味」

マヌカハニーは食べると独特のコクと苦みがあります。
他のはちみつより色味が濃く、スプーンですくうとねっとりした重さがあります。
口に入れてみるとクリーミーな舌ざわりで、濃厚ながらあとに残らないさっぱりとしたキャラメルのような奄美、ハーブのような味わいが特徴です。

産地やブランドなどによっても味が違います。
味が苦手な人は飲み物や料理に、アジが好きな人はそのまま食べることをお勧めします。



タイトルとURLをコピーしました